「クラウンスポーツ」と「60プリウス」は似ている？実車で比較してみた

2023年に登場したクラウンクロスオーバーに次ぐ新型クラウン「クラウンスポーツ」と、同じく2023年に登場したこれまでのイメージを一新した新型60系「プリウス」。本記事では、似ているともいわれるトヨタを代表するこの2台を現車を使って比較してみました。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」は似ている？実車で比較！～外観編～

クラウンスポーツとプリウスの外観を比較していきます。今回は比較しやすい同系色で実車を用意しました。なお、比較するクラウンスポーツとプリウスのグレードや装着済みメーカーオプションは下記の通りです。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」外観正面比較

クラウンスポーツとプリウスのフロントを比較していきます。クラウンスポーツ・プリウス両車種とも、ハンマーヘッド型と呼ばれるフロント形状になっています。

クラウンスポーツとプリウスを真正面から撮影してみました。両車種とも点灯しているのはデイライトです。クラウンスポーツのデイライト上辺は2分割されているのに対して、プリウスのデイライトは上下一続きになっています。

少し角度を変えてみました。クラウンスポーツはフロントグリルの迫力が際立ち、プリウスは流線形デザインが際立ちます。

真横から見てみます。真横から見るとクラウンスポーツとプリウスのシルエットの違いが明らかです。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」外観テール比較

クラウンスポーツとプリウスをテール側から見てみましょう。なお、クラウンスポーツは「後ろ姿から始まるデザイン」と言われています。

テール側から見るとクラウンスポーツの全高は1565mm、プリウスの全高は1430mmとなっており高さの違いがよく分かります。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」外観ライティング比較

ライティングを比較してみます。クラウンスポーツのヘッドライトはデイライトと別ユニットに用意され、プリウスのヘッドライトはデイライトと同じユニット内に装備されています。

フォグランプについては、クラウンスポーツ・プリウス両車種ともにオプション設定されておりません。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」は似ている？実車で比較！～内装編～

クラウンスポーツとプリウスの内装を比較していきます。なお、プリウスの写真に写っているデジタルインナーミラーはメーカーオプションです。クラウンスポーツについては標準でデジタルインナーミラーが装備されています。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」内装前席比較

クラウンスポーツとプリウスの内装を比較していきます。両車種ともに直線が意識されたコックピットになっていますが、クラウンスポーツのほうがより水平ラインが意識されております。特に、クラウンスポーツについては包み込まれるような内装デザインが意識されており、メーターからディスプレイオーディオまでが水平に配置されています。

プリウスのメーターはドライバーの運転ポジションから見ると、正面上に配置されており視線が常に前方に誘導されることで、運転に集中できる配置となっています。

クラウンスポーツのシートは本革、プリウスのシートは合成皮革(Zグレード、Gグレードは上級ファブリック)となっています。そのため、質感・高級感を求める方にはクラウンスポーツをおすすめします。両車種ともにシートベンチレーションが搭載されています。(プリウスはZグレードのみ)

運転席シートはクラウンスポーツ・プリウスともにパワーシートが採用されており、両車種ともにメモリーシートとなっています。メモリーは両車種ともに「1」「2」をセット可能です。

クラウンスポーツについては、助手席側にもパワーシートが採用されています。助手席の場合、右側側面にもシートコントロールのスイッチが搭載されているためドライバーや後部座席の方がスマートに座席移動させることができます。

ドアについては両車種大きな違いはありませんが、クラウンスポーツのドア下部にはライトが装備されているため暗いときに便利です。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」内装後席比較

クラウンスポーツとプリウスの後席を比較していきます。ドアについては前席と同様に大きな違いはありませんが、クラウンスポーツは後席ドアにもライトが装備されています。

プリウスのドアノブには電気スイッチ式のドアノブが採用されています。通常のドアノブと異なり、ドアノブ内側にあるスイッチを押すと開く仕組みとなっています。

後部座席の様子です。写真では分かり辛いですが、プリウスは天井が低くかなり圧迫感があります。対してクラウンスポーツについては天井の高さに余裕があるためプリウスのような圧迫感はあまり感じません。

後部座席についてもクラウンスポーツは本革が採用されているため高級感があります。

クラウンスポーツにはリアにもエアコン吹き出し口が装備されているため、後部座席の方もより快適に過ごすことができます。

後部座席を正面から撮影してみました。クラウンスポーツはクォーター部分(後席ドアとトランクドアの間)に窓があります。クラウンスポーツは落ち着いた雰囲気、プリウスはクラウンスポーツよりも明るい雰囲気が感じられます。

両車種ともに100V1500Wコンセントが後部座席に用意されています。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」は似ている？実車で比較！～荷室・装備編～

クラウンスポーツとプリウスの荷室やその他の装備を比較していきます。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」荷室(トランク)比較

クラウンスポーツとプリウスのバックドアを開いた状態です。

両車種ともにパワーバックドアが採用されており、スイッチで開閉が可能で好きな高さで止めることができます。

荷室(荷室)の広さはクラウンスポーツの圧勝です。クラウンスポーツの荷室(荷室)では斜めにすることでゴルフバッグを収納できますが、プリウスの荷室(荷室)にはゴルフバッグは収納できません。

「クラウンスポーツ」と「60プリウス」その他装備比較

クラウンスポーツ、プリウス両車種ともに12.3インチのディスプレイオーディオを装備しています。中身はほぼ同じですが、クラウンスポーツはボリュームつまみが画面下に配置され、プリウスは画面横に配置されています。なお、プリウスはZグレード以外の車種では8インチディスプレイオーディオになります。

また、クラウンスポーツはディスプレイオーディオPlusが標準装備なのに対して、プリウスはメーカーオプションとなっています。

アラウンドビューモニターが装備されており、車の全方位の様子を監視できます。

クラウンスポーツには前後ドライブレコーダーが標準装備されています。プリウスはメーカーオプションで前後ドライブレコーダーを装着可能です。

クラウンスポーツには2.5リッターA25A-FXSエンジン、プリウスには2リッターM20A-FXSエンジンが採用されています。

クラウンスポーツには21インチホイール、プリウスには19インチホイールが採用されています。クラウンスポーツは従来のホイールナットではなくホイールボルトが使用されており、ボルトの頭部分の存在感が少なくなることでホイールのデザインを強調しています。

以上、クラウンスポーツとプリウスを現車で比較してみました。本記事執筆時点では、弊社に両車種ともに在庫車として展示しておりますので気になる方はお早めにお越しください。